今、トラックドライバーを辞めるのは損する可能性が高い!?

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2024年問題を目前に控え、ドライバーをやめようか考えている人も多いと思います。しかし、ちょっと待ってください。これから先の未来はとっても「お給料」も、「待遇」も、「労働環境」も良くなる可能性が非常に高いんです。むしろラクして効率よく稼げる人気の仕事になっていきます。そんなお話なので是非、最後まで読んでみてください。

モノを運ぶ事への価値が下がった原因

過去、運送業界は物流二法のお陰で沢山の運送業者が誕生し、「運ぶモノ」より「運ぶ人」が増えてしまいました。運ぶ人が増えすぎたことによって、価値が下がり、安売り競争が始まってしまったのです。そのおかげで、安くて沢山荷物を運んでくれる運送業者が人気になっていきました。運送業者は安く仕事を受け持つ分利益を出すため、そのしわ寄せはドライバーに負担してもらわざるを得なくなります。長時間運転、荷待ち待機、荷受け荷下ろしの手作業での力仕事、時間厳守のタイトなスケジュールなど。どこの運送業者もこの安売り競争を勝ち抜いて案件をゲットする為、多少無理な運行でも受けざるを得ない状況になってしまっていたのです。

疲弊していったドライバー

こんな状況で運行していれば、もちろん気力も体力も奪われていきます。しかしドライバーにも生活があるため、そう簡単に仕事を放棄することもできません。一般の仕事と違い、トラックドライバーはモノを積んだら最後配送を終えるまで誰かと交代したり、途中で投げ出したりすることはできません。休み休み行こうにも到着時間は決まっており、休んでいたら間に合わず運賃は減らされてしまいます。ただただ目的地に向かって走るしかないのです。そんな過酷な状況が毎日のように続けば、当然襲ってくるのは強烈な「眠気」。睡魔との戦いです。車中泊は寝返りが打てず、空気も悪いなど様々な理由から、深い眠りにはつけないと言われています。一日16時間以上も仕事していれば、当然家に帰る時間がもったいなく感じてしまいます。どんなに運転技術のあるベテランドライバーでも事故を起こすのは、こういった疲れからくる、「注意力散漫」も一つの事故原因と言われています。

働き方改革は本当に悪法なのか?

2024年4月から運送業界にも残業時間の上限規制が入ります。前述したような過剰労働を無くす為導入された制度です。しかし、根本の問題である「安売り競争」が無くならなければドライバーの価値は下がったままです。これは日本が競争社会である以上、価格競争は避けては通れません。社会から求められているモノを運ぶ事への「時間内に、正確に、事故無く」を担保する。これをするためにはコストは一定以上かかるのです。コストを削減するために業務効率化を図る、車両を修理、点検しない、ドライバーの給料を安くする、など方法は様々ありますが、Google Mapの到着時間を短くすることはできないのと同じように、交通ルールを変えることはできません。残業時間が規制されることに限っては運送会社にとっても、そこで働くドライバーにとっても、モノを運ぶ上で最も頭を悩ませる死活問題なのです。

潰れゆく運送会社

2023年倒産した運送業者は328件にものぼります。これは過去10年間で見ても最多の倒産数です。2024年以降はこの数値が更に伸びると予想されます。これが働き方改革推進の本当の狙いだったのかという専門家の意見もありますが、実際に運送業者が減ることでのメリットは非常に大きいものがあることも事実です。「運ぶモノ」と「運ぶ人」のバランスが整えば、価格競争は落ち着いていくからです。安売り競争が落ち着けば、法を犯してまで、安くたくさん荷物を運んで利益を出す必要はありません。ドライバーへの負担も会社として無理強いはできなくなります。「時間内に、正確に、事故無く」「積んで、運んで、下ろす」を適正な量と距離で配送出来るようにシフトしていきます。その範囲内での競争が生まれるのが正しい競争社会の本来あるべき姿です。

最後に、トラックドライバーの皆さんへ

今、トラックを降りることはおすすめしません。2024年問題を機に業界も、社会全体も変わりつつあるからです。もうすぐみなさんがラクして稼げるようになる時代がきますので安心してトラックに乗ってラクして稼いでほしいと思います。

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